三重の伝統工芸品!亀山で「伊勢型紙」を体験

のぼの職人村でのワークショップを再開しました。再開一発目を飾ったのは「伊勢型紙ワークショップ」
講師に鈴鹿市在住の型屋2110・那須 恵子さんをお招きしました。
伊勢型紙とは着物や浴衣などの布や紙、革などに模様を染める道具のことです。

初めての伊勢型紙ワークショップ

私が那須さんと直接会って話すのは当日が初めてだったので、「どんな人かな」と少しドキドキしていました。が、そんな心配もいらなかったと思うほどに気さくで面白くて話しやすい方でした。(笑)
そんな那須さんは参加者さんとのコミュニケーションも上手で、ワークショップ開始前から会話が弾む弾む!賑やかな雰囲気でワークショップが進められました。

「伊勢型紙とはどんなもの?」についての説明をしてもらい、早速好きな絵柄を選んで彫ってもらうことに。
彫りやすさの難易度が初級から上級まである絵柄の中で、みなさんが選んだのは「絵柄が可愛いのでこれに挑戦します」と中級・上級のものでした。

いざ始めると……やっぱり難しい😭
丸くなっている部分を彫るのが難しいらしく、さっきまでの賑やかさは嘘だったかのように、みなさん一言も話さず無我夢中で彫り進めていました。仏像彫刻ワークショップもねつけワークショップも、彫る系のワークショップは静かになる傾向があります。(笑)

そして、1時間程度で綺麗に彫り上げ、次の工程「染め」をしました。日本画に使われる絵の具「顔彩」で、好きなように染めていきます。単色で塗りつぶしたり、グラデーションにしたりとセンスが良くて綺麗に仕上がりました!

次回も開催する予定なので、今回予定が合わなかった人もブログを見て興味がわいた人も参加お待ちしています♩

型屋2110 那須 恵子(なす けいこ)

●2010年
彫り師を志し鈴鹿市に移住。突彫りの職人である生田嘉範氏に師事。
●2016年
工房内独立。伊勢志摩サミット会場ホテルで作品展示。
●2017年
2018年度版三重県民手帳のデザイン、型紙制作を担当・アジア3ヵ国で実演やワークショップを開催。
●2018年
LEXUS NEW TAKUMI PROJECT2018三重代表に選出。
伊勢型紙ジュエリー「星月夜」・Isekata Star Projectを発表。
●2020年
2021年度版三重県民手帳のデザイン・型紙制作を担当。三重県より中堅優秀技能者として表彰。
型屋2110ホームぺージより一部抜粋