のぼの職人村とは?

一人で黙々とする仕事もいいけれど、職人が集まってみんなで良い仕事ができれば、もっと楽しく有意義な日々に感じるだろう。心細い時、助けがほしい時、ともに助け合うことができる。うれしい時は共に喜ぶことができる。
のぼの職人村の発想はそんなシンプルなことから始まりました。

職人の技術や知識を次の世代にも

日本には昔から優れた職人の技術があります。ベテラン職人が若手職人と一緒に仕事をすることが技術の伝承につながります。私たちは職人の技術や知識を次の世代に伝え、自らの仕事を誇りに思える職人集団をつくっていけたら…と、考えています。わざわざ作業場をひと所に集めて仕事をする意味もそこにあります。
 

職人達でつくる村

のぼの職人村では数人の大工が仕事に汗を流しています。でも大工や建築職人だけの村でありません。ものづくりが好きで熱心な職人、様々なジャンルの職人に、ここで工房を構えてほしいと思っています。現在は「焼きたての手作りパン工房」「ランチの美味しいカフェ」「土壁と自然の素材で木の家をつくる工務店」「無垢の木の家具工房」などの工房があり、ミニかまどづくりや伊勢型紙などのワークショップも定期的に開催しています。
又、造家工房主催の「のぼの大工塾」では高校生・学生を対象に大工技術を伝承する講座を。木工を学びたい女性に女性大工が教える「女子大工塾」を開いています。

今後はさらに織物や陶芸彫刻などの工房なども参加してもらって、彩り豊かな仕事の場・職人工房の村を一緒に造っていきたいと思うのです。
 

地域との繋がりも大切

私たちは地域の方々との繋がりを大切に考えています。仕事での繋がりはもちろんですが、ふだんの暮らしの中で、私たちが得意なことで地域社会に役に立つことがあるのなら、それらを生かして貢献していきたいのです。
「家守りよろず相談」や「防災に役立つ釜戸づくり」などの活動やワークショップもその一つ。頼れる職人達でありたいと思っています。