大工もドキドキ!夏休み子ども木工教室レポート|2023.8.19

8月19日(土)に4年ぶりとなる「子ども木工教室」を開催しました。
当日は、夏休み中の子どもたち9名が参加してくれました。

木で作りたいものなら何でも作れる木工教室

今回は ”木で作れるものなら何でもOK” をテーマにして、当日までに作りたいものを考えてきてもらいました。
子ども1名につき大工1名がサポートする完全個別対応、図面なしで子どもたちの要望に即席で応えるという新しい試みに大工たちはドキドキ。普段の仕事では、ほとんどの場合に図面を見ながら進めていくため、今回の木工教室はかなり難しかったのではないでしょうか(笑)「難しいものだったらどうしよう」「2時間で上手く教えられるかな」と心配する声がちらほら聞こえてきました。

子どもたちから作りたいものを聞いたら材料選びからスタート。
木の家や家具を手掛ける工務店だからこそ、加工をする際に出た色んな種類・大きさの木材がたくさんあるので、それらを活用しました。木材をビュッフェスタイルで選んでいきます。

木材を選んだら、いよいよ制作に入ります。
えんぴつで墨付けをしてから、ノコギリやカンナ、金づち、電動ドライバーなどを使って加工をします。
道具を使い始める前には、正しい道具の使い方を説明。完全個別対応なのでしっかり見守り、ケガのないように注意します。ノコギリでギコギコ、金づちでトントン…みんなとっても上手でした~!

暑い中、集中すること約2時間。ついに完成!
本棚、貯金箱、おもちゃなど、自分の作りたいものを自分の手で作るという達成感を得ながら、みんな最後まで楽しんでくれたようです。完成品を当日撮影させていただいたもの、後日写真をお送りいただいたものを紹介します。

未来の大工さんを育てたい

造家工房が木工教室を開催する目的は3つあります。

  • 子どもたちと大工が触れ合う機会を設ける
  • 本物の木の質感や重さ、香りを触れて感じてもらう
  • ものづくりの楽しさを伝える

地域工務店として、若手大工を育成する工務店として、子どもたちが大工と触れ合う機会やものづくりをする機会を作り、「大工さんってかっこいいな」「ものづくりって楽しいな」と思うキッカケづくりができればと考えています。
また木の良さを体感して、木に親しみ、木が使われた環境を好きになっていって欲しいのです。
今後もこのような活動を続けていくうえで、参加してくれた子どもたちの中から、私たちのような志を持つ大工が生まれるかもしれないと思うととても楽しみです。